4月13日の宇宙航空研究開発機構(JAXA)見学の続編です。今回は、年に一度の調布航空宇宙センターの一般公開日。いつもは入ることの出来ない第2 会場(三鷹市大沢)に行ってみました。ここは道(水車通り)をはさんで調布飛行場と向かいあっているところ。実験機の一部も調布飛行場で運行されていると のことでした。
以下、写真でレポートいたします。
中に入ると、静粛超音速研究機(S3TD)の模型が展示されていた。早速近くのスタッフの方に「静粛超音速」とは?について聞いてみました。
1960年代にイギリスとフランスで共同開発され、2003年まで運行されていた超音速旅客機「コンコルド」。雷の音の大きさに近い騒音が発生するた め、超音速で飛行するのは海上のみに限定され運行ロスが大きな課題となったそうです。JAXAの超音速チームでは、この課題に取り組んでいて、次のステッ プとして全長14メートルサイズの無人実験機の飛行試験計画を検討しているとのことです。
このような技術的な研究開発と、陸上の運行規制の見直しが表裏一体となることで、次世代超音速旅客機が実現していくそうです。4月13日のレポートでご紹介した「マッハ5、太平洋を2時間で横断」の世界につながっていくのですね。納得!
のどかな野川のすぐそばに、宇宙につながるこんな施設があることに改めて感嘆。今回も時間的余裕がなく、操縦体験シミュレータは体験できませんでした。 次回にチャレンジしたいと思います。広々とした施設の中を見学。おみやげに実験機の紙模型が作れる型紙までいただきました。スタッフの方の説明もとても分 かりやすく、機械オンチの私にもやさしいものでした。
ありがとうございました!!