ムサシノ地方は晴れの良いお天気であったが、気温が上がらず、肌寒さも感じる一日であった。
野川公園の桜は、つぼみのまま待機状態。探索員Tは、野川沿いを自転車で上流に向かい、国分寺駅の北側にある「日立中央研究所」に開門20分前に到着。この日は、春と秋の年に2日だけ一般に開放される庭園の公開日。10時の開門を前にして、すでに長蛇の列ができていた。
研究所の敷地は、東京ドームの約5倍、ケヤキやサワラなど約2万7千本の樹木が 生い茂り、ムクドリ、コジュケイなど約40種類の野鳥も生息しているという。敷地内に入った記者は、鬱蒼とした樹木に昔の武蔵野の姿を想像しながら、野川 の源流となっている池をめざす。しばらく歩くと、木立ちの中から池があらわれ、白鳥が優雅に泳いでいた。池には古い水門があり、野川の出発点を確認でき た。武蔵野をくねり、二子玉川で多摩川にそそぎ、そののち東京湾へと進む水の旅のスタート地点である。
以下、写真でレポートいたします。