8月24日、「森の地図・プロジェクト」のことで、小金井市役所の千葉氏にご挨拶と打ち合わせに行く。その後、武蔵小金井駅前から「農工大通り」を東京農工大・科学博物館をめざし自転車で移動していると、緑濃い神社を発見。間口はこじんまりとしているが、赤い鳥居が奥に続いていて思わず引き込まれてしまった。
自転車を降り、境内に入ってみる。木々におおわれた石畳の道を奥へと進むと、所々に腰をおろして休める席とテーブルが設けられてあり、野の花を挿した花器がさりげなく置いてあった。ここは、お稲荷様の神社なのだが、雑木と野草につつまれた不思議な空間。まさに、きつねにつままれた気分になったのでありました。
お参りをすませ帰ろうとすると、社務所のところで管理をされているご夫妻に遭遇。少しお話をさせていただきました。この場所には野草がなんと80種類ほど繁茂しているとのこと。奥の空間は、江戸時代ほぼそのままの状態ということなのです。ナットクです!神社の歴史や野草、野鳥のことが書かれた美しい毛筆の解説書や案内板は奥様の手によるもの。ご夫妻のこの神社に対する愛着がいたるところに感じられる素敵な場所でした。
貴重なお話しともども誠にありとうございました。表に出て振り返ると、そこには「憩いの杜」と書いてあるのでした。