8月17日、連日の猛暑が続く中、「森の地図・プロジェクト」のことで、吉祥寺にある「武蔵野市観光推進機構」の武藤事務局長にご挨拶と打ち合わせに行ってきました。その帰り自転車で移動中、JR中央線武蔵境駅北口近くで心惹かれる風景に出合いました。最初に由緒のありそうな石碑を発見。見入っていると、門の中から出て来た方のお言葉で中に入らせていただきました。するとそこは自分が生まれた場所(福島県会津地方の山の中)に瞬間移動したようなところ。農機具や作物が収納されていると思われる倉庫や畑、竹林、そしてとても風格のある母屋…。国木田独歩がこのあたりを散歩していたころは、多分こんな景色だったのだろうと実感のできる場所でした。武蔵境駅北口のにぎやかなスキップ通りのすぐ近くに、こんな空間があるなんて。驚きの発見でした。
母屋にいらっしゃった奥様と少しお話をさせていただきました。畑は旦那様がやられていて、奥様はつい先日まで隣にあった銭湯を3代目ご主人としてキリモリされていたとのこと。その銭湯がやはり立派な唐破風造りの建物だったらしく、お見せできないのが残念とおっしゃっていました。うーむ、数か月早くこの場所にたどりついていれば…。とても残念でしたが、でも今日こんな素敵な場所を見れただけでも、充分幸せな気持ちになれました。
突然お邪魔して大変失礼をいたしました。ご丁寧にお話しを聞かせていただき誠にありがとうございました!